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2005年3月27日 (日)

■お金を仲間と同じように大事にする。

起業塾でのH社長の講演
月に1度、ある会社の「起業塾」の仕事を受け持っている。社員向けの研修講座である。私が1コマを担当し、もう1コマは毎回ゲストスピーカーとして起業家を招く。昨日はH社長。私と同年代で以前からの知り合いなのだが、話の内容は新鮮だった。

お金を大事にする
とくに心に残ったのは、彼が「お金」との関わりについて語ったことだ。お金と縁があるようになるためにお金を大事にしている、その結果、お金がついてくるようになったのだそうだ。その大事にしかたいうのが、財布を領収書などで窮屈にしない、お札を二つ折りにしない、できるだけピン札を持つ、買物のときお金に「ありがとう」と言って支払う、というものだから驚いた。

会社経営を通じて得た感覚
H社長はお金に執着心を持った人ではなく、高価なものを身につけているわけではない。会社を経営していてお金に困ったこともあり、それを仲間に助けてもらったこともある。その中で従業員に給料を支給し、取引先に代金を支払うことなどを通じて、お金を大事にする気持ちに辿り着いたという。

モノや仲間と同じ
それは、自分の所有物として大切にするのとも違う。履き古した靴や部屋の観葉植物、仲間たちと同じように対等な存在として扱い、お金が自分の手元を離れるときも、どこかで役立ってね、と見送る感覚なのだそうだ。

何かを感じた
私はまだH社長の感覚を共有できずにいるが、お金との関わりの面で出会ったことのない感覚に触れたの確かだ。しかも心の奥底にある何かに通じるもの感じるので、しばらく先入観を捨てて、その感覚を手探りしてみようと思う。■

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