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2005年4月 2日 (土)

■民主主義制度があるだけではデモクラシーと呼ばない。

これから、このプログでデモクラシーについて書いていこうと思う。

まず最初にデモクラシーの定義から。

「統治の最終的な意思決定権をその社会を構成する人々が握っている状態、またはそういう社会」

この定義をする意味は、単に「民主主義制度」があるだけで、その社会をデモクラシーと呼ぶことを避けるためだ。それ以外の面では、定義として不十分なところもあるだろうから、追々見直していきたい。

デモクラシーあるいは民主主義という言葉は、戦争する理由にも使われるくらいだから、簡単に信用してはいけない。「民主主義制度」があることをもって、デモクラシーだと思い込まされてはいけないと思う。

また、デモクラシーは望ましい状態ではあるけれど、究極的な目標ではなくて、何かの目標のための手段――統治のあり方――にしか過ぎないのだと思う。何が目標かということも含めて、これから考えていきたい。■

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