■吉野家へ行こう!
うかつにも涙した。そして本日の夕食は吉野家。
牛焼肉丼(並)+ 半熟卵 + けんちん汁 (計600円)
最後は判断ですから、「何が正しい、何が正しくない」かは、時間が経過してからでないと分かりません。今は私がトップとして確信を持って方針を株主や社員に説明し、合意形成できれば、それを実行に移す。もし同意が得られなければ、私が辞めればいい。明々白々で経営しようと思っています。
(「日経ビジネス」2005年6月20日号 編集長インタビュー 安部修仁氏(吉野家ディー・アンド・シー社長)より。以下の引用も同じ。)
ご承知のように、「松屋」や「すき家」が他国産の牛肉で牛丼を復活させたのに対し、「吉野家」は米国産にこだわって、販売を休止したままである。そのせいで、売上も他社に比べて低迷が続いているらしい。
以前から細々と牛丼店通い(「牛丼店支援キャンペーン」を参照)を続けているが、「松屋」「すき家」に比べ、「吉野家」の店にはかつての賑わいが欠けているようだ。
実際、牛丼を注文するわけではなくとも、メニューバラエティが豊富な「松屋」「すき家」に比べると、基本4つしかない「吉野家」には魅力不足を感じざるをえない。
それでも、この人はぶれない。
牛丼の販売休止から、約半年での単月黒字転換。私は社員を尊敬しましたし、誇りに思います。
私は、牛丼がなくなってからずっと「今から起こる出来事1つずつを、自らの細胞に植えつけろ」と言い続けています。
倒産を経験した組織のリーダーにこそ言える、苦境に対する姿勢。この人が率いる会社を応援したい、と素直に思った。■
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