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2006年6月13日 (火)

村上世彰氏の逮捕 &d

M&Aコンサルティング(村上ファンド)代表の村上世彰氏が、ニッポン放送株のインサイダー取引容疑で逮捕された。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060605AT1G0503R05062006.html

阪神電鉄株の問題で緊迫しているときゆえ、唐突な印象があったため、株の買占めなどの手法に対する懲らしめ、見せしめのための恣意的な捜査ではないかはないかという見方が身の回りでも聞かれる。私にもそう感じられる。

もちろん(容疑が事実なら)数十億円もの利益をあげたインサイダー取引は、見逃してよいような軽い犯罪ではない。しかし、同じようなことをしている人たちはほかにもいるだろう、と多くの人が感じていると思う。とくに権力に近い人たちがやっていると。

ライブドアの堀江氏にしても、村上氏にしても、経済界の変革を促進している間はもてはやされ、少し行き過ぎるとたちまち切って捨てられる。

「ルールは権力を持つ者によって裁量的に適用される」と人々が信じざるをえないような事態は、当然のことながら民主的な社会にとって望ましくない。

もちろんルールを厳密に定めることは難しいが、いきなり逮捕しなくてもブレーキをかける方法があるだろう。それとも彼らはブレーキさえも無視したのだろうか? 

いや、憶測に過ぎないが、その前にどこかで権力者の逆鱗に触れてしまったのだろう。やはりテレビ・ラジオ局や鉄道のようなインフラ(社会基盤)は、権力の基盤でもあるのだろうか

"&d"="and democracy": デモクラシーを切り口に様々なトピックを捉えるシリーズ。

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