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2007年6月 6日 (水)

フラットな関係における「聞き方」

近ごろは「聞き方」と言えば「傾聴」と来るのが当たり前のようだが、ビジネスにおける「聞き方」はもう一つある。「上司から指示を受けるときの聞き方」だ。

もう当たり前になってしまっている人がほとんどだろうが、会社に入ったら最初に誰もがこれを教わる。こちらは「指示内容」に焦点を当てる聞き方。

他方、「傾聴」はご存知の通り「相手を理解すること」に焦点を当てる。研修では、上司(マネジャー、リーダー)が学ぶことが多く、「相手」に部下を想定している。セールス職が「相手」に顧客を想定して学ぶことも多い。

つまり上司-部下の関係で言うと、どちらの「聞き方」をするかは立場で決まるのだ。部下は「指示を受けるときの聞き方」をし、上司は「傾聴」をする。わかりやすい。


ところで、フラットな組織やチームで仕事をする場合はどうか?
立場が明確でなくなるせいで、基本を忘れがちではないだろうか?

フラットな関係においても「傾聴」が大切なのは、強調するまでもないだろう。
しかし、合意事項や「誰が、何を、いつまでに行うのか」といった点の確認を、つい省略してしまうことが多くないだろうか? 

「指示を受けるとき」のように、最後に互いに要点を確認するクセをつけたい。


◆「指示の受け方」について詳しく書かれているのはここ。
B検ナビ(ビジネス能力検定の関連サイト) 第3回 指示の受け方について

株式会社GLOVA コミュニケーション講座 Lesson 2 指示には受け方がある

 

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