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2008年10月27日 (月)

日経「やさしい経済学 人材育成と企業競争力」

先週から連載中の一橋大学 守島基博 教授の記事。
企業の人材育成に関わる人には、ご一読をお勧めします。

人材育成には「良質な経験」が重要である、というのが主旨のようです。

私を含めた企業の外部から人材育成を支援する立場の人にとっては、仕事を通じた経験(OJTとも言える)が大事だと言われると、研修のようなOFF-JTの役割が低下するので、賛同しがたい主旨に映るかも知れません。

しかし、そもそも研修などOFF-JTの占める割合は、年間平均2日間としても250日程度の勤務日のわずか0.8%でしかありません。残りの99%以上の時間が成長に結びつかなければ、人材が育たないのは明らかです。

したがって私たちには、1%程度でしかないことを踏まえ、
OFF-JTでしか習得・経験できないことに焦点を当てること、
実務での経験を効果的に学習(育成)に結びつけること

が、求められているのだと思います。

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