« 広報・PR担当者募集情報 ※私の会社ではありません | トップページ | 従業員持ち株会 »

2008年10月11日 (土)

「論理的に『話す』技術」

仕事の場でわかりやすく話ができるようになりたい人に、ぜひお勧め。

実は、著者である大嶋友秀さんから「ベストセラーになってはいないが、いい本ですよ」とお勧めいただいた本なのだが、知人の著書だからと言ってお勧めしているわけではない。

「わかりやすく話す」ということについて、きわめて具体的に、実用に即した形で解説されている。とくに価値が高いのは、論理的であること」と「わかりやすい話」のギャップを埋めている点。PREP法という論理的な構成法を基本にしながら、むしろ「わかりやすい話」に焦点を合わせている。

ビジネスの場での「わかりやすい話」はふつう「論理的な話」と言い換えられる。しかし、これが曲者で、ロジカルシンキングのMECEやピラミッドプリンシプルを適用したからといって「わかりやすい話」になるわけではない。そういう疑問や不満を感じたことがないですか?

現実のビジネスの場、とくに「話し言葉」の場合には、厳密な論理性よりも、的確さや単純さ、納得感の方が重要ではないか? 私たちは、頭にすぅーっと入ってきて、記憶に残りやすい話のことを「わかりやすい話」と呼んでいるように思う。

「わかりやすい話」にするためには、文を短くする、要点を絞る、要点を繰り返す、数字を使う、比喩などを用いて想像力に訴える、など、論理的であること以外の要素が必要である。

こうした細かいコツや視点、つまり「論理的」な構成を基本としつつ「わかりやすい話」にするための技術が、事例を挙げて解説されている。

私もこの本から学んで、もっとわかりやすく話せるようになるつもり。同じような思いを持つ方にお勧めします。

|

« 広報・PR担当者募集情報 ※私の会社ではありません | トップページ | 従業員持ち株会 »

j 本の紹介・お勧め本」カテゴリの記事

k コミュニケーション」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「論理的に『話す』技術」:

« 広報・PR担当者募集情報 ※私の会社ではありません | トップページ | 従業員持ち株会 »