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2008年11月

2008年11月18日 (火)

ワークプレイスラーニング2008

10月末、東大で開催されたワークプレイスラーニング2008とい う催しに参加しました。何度か参加したことのある Learning Bar@Todai という産学のカジュアルな研究会の拡大版。企業・組織内の人材育成に関心を持つ人が、おそらく500人以上集まりました。

あえて「ワークプレイスラーニング(職場での学習)」をうたうのは、いわゆる
《企業内人材育成 ⇒ 研修》という思考の枠組み
に疑問を投げかけるためのようです。

企業の当時者から発表された4つのケースのうち3つは、人事・人材育成部門以外によるものでした。極めつけは、パネリストの長岡腱教授の「教育研修担当は必要か?」
という挑戦的な問いかけ。

渦中にいるとわからないものかも知れませんが、学習の定義、人材育成の手法の変化は思いのほか早いスピードで進んでいるのかも知れません。
研修の世界に身をおく私たちも、《学習》して変化しなくてはなりません。

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2008年11月 5日 (水)

電機業界 再編の動き

パナソニックによる三洋電機の買収が固まってきて、電機業界の再編が注目されています。日経新聞では「電気大再編 パナソニック、三洋買収の衝撃」という特集記事を連載していました。メモをかねて引用しておきます。

◆電機業界の主な再編の動き
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<統合・提携>
パナソニック   キヤノン、日立と液晶パネルで提携
ソニー       シャープと液晶パネルで提携
           半導体設備の一部を東芝に売却
シャープ      パイオニアと資本・業務提携
           東芝と液晶テレビで提携
日本ビクター   ケンウッドと経営統合
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<撤退>
三洋電機     京セラに携帯電話事業を売却
東芝        HD-DVDから撤退
三菱電機     携帯電話から撤退
パイオニア    プラズマパネル生産から撤退
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出所: 2008年11月4日付 日経新聞朝刊

一連の動きは、「総合電機」と呼ばれてきた日本の電機メーカーが、ここに来て「選択と集中」を加速させているものだと言えます。背景には、個別の製品市場・企業の状況があるにせよ、人口減少時代に突入して日本国内の市場成長が見込めないこと、BRIC’sを代表とする海外成長市場で戦うには、個々の企業の事業(製品)では規模などの面で海外メーカーと比べて競争力が足りないこと、が挙げられるでしょう。

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