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2008年12月

2008年12月 9日 (火)

上場企業の収益性データ(2007年度、東証一部)

時期的に最新の状況を映してはいないが、2007年度の東証一部上場企業のデータは以下のようになっている。

          全産業    製造業   非製造業
会社数       1,556      849     707
営業利益率(%)    6.1(6.2)   6.9(6.8)  5.1(5.4)
ROA※(%)     6.2(6.3)   7.0(7.0)  5.2(5.4)
ROE※(%)     9.4(9.3)   9.8(9.5)  8.6(9.0)
自己資本比率(%) 37.2(37.2) 41.7(41.8) 31.3(31.3)

※     ROAは総資産経常利益率(分母は期首期末平均)
※     ROEは自己資本当期純利益率(同上)

(2007年4月期~2008年3月期までの決算短信データ。3月末上場会社のうち、変則決算、新規上場、金融業の会社を除く)

ざっくり捉えておくと・・・

  1. 全産業の営業利益率は6%ぐらい。製造業が約1ポイント高く、非製造業は約1ポイント低い
  2. 経常利益ベースのROAもほぼ同じ水準 
    (平均すると営業利益と経常利益の差がほとんどなく、総資産回転率がほぼ1回)
  3. ROEは9%台半ば
    (製造業がやや高く、非製造業がやや低いが、営業利益率・ROAのほどの差はない)
  4. 自己資本比率は4割弱。製造業は約4割、非製造業は約3割
  5. 前年度と比べて大きな変化はない

2008年度は利益率が半分ぐらいに落ち込むのではないか?(3月期決算に限定すれば半分では済まないだろうが、決算期が上期の会社もあるので多少緩やかになるはず)

◆データ出所: 東京証券取引所 決算短信集計結果のページ
http://www.tse.or.jp/market/data/examination/tanshin/index.html

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2008年12月 5日 (金)

捨て身の人間には誰だって殺されうる

元厚生労働時間宅襲撃事件で明らかになったことは、

捨て身の人間に狙われたら誰もが命を奪われかねない

という現実だ。

秋葉原や土浦の連続殺傷事件でも、犯人は捕まることを覚悟している。あとさきのことを考えなければ、他人の命を奪うことは、さほど難しいことではない。

つまり、自分の人生に生きる意味を見出せなくなって、他人の人生も大切に思わなくなった人間が現れると、安心して社会生活を送れなくなってしまう。

それならば、私たちは、ともに暮らす人たちすべてが生きる意味を見出せるようにする必要がある。そのためには孤立する人を作り出さないようにすることだ。なぜなら「意味」や「生きがい」のようなものは、他人との関わりの中でしか育まれないものだからだ。

基本的人権というけれど、法律で保障され、司法、行政などが保護、支援する種類のものでは、人間的なつながりは得られない。もっと身近で「人」を感じられる支えが大事だ。

政府や役所に任せられることではない。私たちが「身近に居合わせる他人」の人生を大切にすべく関わっていかなければ、この社会では、生きる意味を見失う人が量産されてしまう。

基本的人権がもたらすべきものが「生きる意味を感じられること」なら、この人類の崇高な理念をお飾りにせず、実利的な知恵としてふだんの行動、態度に組み込むべきだろう。 

つまり、私たちはこれまでの価値観を少し改めて、他人との距離のとり方を変えていく必要がある。干渉しないという形の尊重ではなく、温かく抱きしめるように積極的に関わっていくべきなのではないだろうか?

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2008年12月 3日 (水)

上場企業平均の経常利益率はやや低下して、約5%

日経新聞によれば、2009年3月期に上場企業の売上高経常利益率は

◆全産業(989社)    4.9% (5.5%=前年度実績)

となる見通し。

意外かもしれないが、
◆製造業(591社)    4.7% (5.2%=同前)
◆非製造業(398社)   5.2% (5.9%=同前)
と、非製造業の方が高い。

※この集計は、3月期決算の上場企業(新興市場が除外されている可能性あり)で、金融は除く、親会社が上場している上場子会社も除く。米国会計基準の企業は「経常利益」の代わりに「税引前利益」を用いている。(データは2008/11/08付日経新聞記事より参照、算出)

会社の収益性を「売上高利益率」だけで比較するのは適切ではないが、一つの目安にはなる。また時系列の変化でみると、収益性が高まっているのか低下しているのかがわかる。

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2008年12月 1日 (月)

年内残り何日

今日から12月。しかも月曜日始まりとなると、いやでも身が引き締まりますね。

今さら慌てているようではいけないが(苦笑)、残り日数(営業日)を数えて年内にやるべきことに、しっかり取り組んでいきたいものです。

皆さんも、気持ちよく新年を迎えられるように、お互いがんばりましょう!

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