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2009年2月20日 (金)

「レクサスが失敗」だとすると?

出張先でのタクシーの運転手さんの話。

地元の工業団地には、トヨタとパナソニックの合弁会社がハイブリッド車用の蓄電池を生産する工場ができるのだそうで、そこで働く人を募集したところ、予想を大幅に上回る応募があって、会場が溢れたほどだったと。東京方面から来た人も多かったとか。

やっぱり時代はエコですよ。ホンダが出した低価格のハイブリッド車(インサイト)も予約がすごいって言うじゃないですか。こんな景気でもいいものは買う人がいるんですよ。トヨタはレクサスなんて始めちゃったけど、あれは失敗だったんじゃないかなぁ、ガソリン代もかかるし、ベンツの真似する時代じゃないですよねぇ、お客さん?

という具合に話が続きました。いや、ホンダが良くてトヨタがダメとかいう話ではありません。私にとって、レクサスそのものが失敗、という見方が新鮮でした。クルマの運転を職業にする人だからこそ、自動車メーカーの動きを冷静に見ているのでしょうか。私にはそういう視点がありませんでした。

「レクサスは失敗だ」という話でもありません。ただ、こういう大きな戦略レベルの決定で、判断を誤っている、いや時代に裏切られただけかもしれないが結果的に失敗をしている、という捉え方は、今の時期とても大事だと思います。他にもあるかもしれません。

あなたの業界にはないでしょうか?

●トヨタ、パナソニックの合弁工場についての記事
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008070701000660.html
●ホンダ インサイトの好調な受注についての記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090217/1023792/

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