風邪にかからない方法
1ヶ月ほど前の日経夕刊(※)で、フランス文学者の鹿島茂氏が独自に編み出したという
「絶対に風邪にかからない方法」
を紹介していました。一般的な予防法と少し違うので役立ちそうです。
(「インフルエンザ」にかからない方法ではありません!)
そのポイントとは・・・
1)風邪ウィルス侵入の前駆症状に注意する
2)感知したら、かなり濃いめの緑茶で喉の奥までうがいする
3)不十分なときは、市販の総合感冒薬(かぜ薬)を飲む
というものです。
2)、3)も大事ですが、1)がとくに重要と思われます。
「前駆症状」とは何でしょうか?
風邪を引きやすい体質だという鹿島氏が、自身の経験などから、ウィルス侵入のシグナルとして挙げるのは、次3つです。
①脚の下半分の冷え (くるぶしからふくらはぎにかけて)
②骨や関節の痛み (腰痛の箇所や骨折跡など)
③起床後の食欲不振や下痢
そして、このタイミングで2)のうがいを行い、それでもウィルスが除去されていないと感じたら、3)のかぜ薬を飲むのだと言います。
かぜ薬は、「この段階だったら劇的に効く」そうです。そのために、「分包入りの顆粒」のかぜ薬を持ち歩くことを進めています。
私自身にあてはめてみると、うがいはふだんから欠かしませんが、うがい薬などを使うのは、喉が痛くなりかけてからです。先の「前駆症状」を感じたときに、しっかりとうがいをする意識はありませんでした。かぜ薬もそう。早めに飲むときでも、もう少し風邪らしい症状を感じてからです。
そう考えると、最大のポイントは、1)の前駆症状に注意する、というやつでしょう。だいたい重い風邪をひいてしまうときは、前駆症状をはっきり感じているのに無視しています。
「今日は寒いから足が冷えた」とか「食べ過ぎた」とかいう外部要因のせいにしたり、うすうす感じていても「風邪の兆し」だと認めずに無理をし続けたりすることが多いのです。
結局は、警戒を怠らない、すぐに対策行動をとる、というのが基本なのでしょう。
まだまだ寒い天気が続きますので、皆さんも風邪を召されぬよう、ご注意下さい。
※出所: 日本経済新聞、2009/01/27付夕刊、プロムナード 「風邪の予防法」鹿島茂
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