美容院と理容店の差から学ぶ
シャンプーのしかたが違うとか、業法が違うとか、そういう話ではありません。裏づけをとったわけではありませんが、美容院の方が成長していて、理容店は、QBハウスに代表される10分1000円のタイプを除いて、衰退気味という印象があります。
その差は何でしょうか?
行きつけの美容院のスタイリストさんに聞いた話。
理容店は「月曜定休」が多いことからわかるように、業界団体(組合)が強いらしい。それもあって、いまだに古い体質のままの店が多いとのこと。技術や設備があまり変わっていないそうです。
一方、美容院は(業界団体が弱かったのかどうかわかりませんが)割と競争にさらされていて、カットだけでなく、パーマやカラーリングなどの技術・設備の発展が著しいそうです。確かに定休日がないお店が多いように思います。
もっとも、美容院の中でも、住宅地の路地で女性が一人でやっているような店は、時間が止まっているのだそうです。
美容院業界を賞賛するつもりも、競争原理を礼賛するつもりもありません。しかし、やはり時代の変化に応じて、サービス内容、そのための技術・設備を変化させていかなければ、顧客の支持を得られないのは確かです。働く人の技能や意識も変わっていく必要がありますね。
さて、あなた・私の仕事のしかた、技能・知識・意識は世の中の変化に十分対応できているでしょうか?
過去の蓄積でなんとか食べていこうという意識が働いていないでしょうか?
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