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2009年2月11日 (水)

「学習」は「足す」こととは限らない

大人の学習の理論を学んでいれば当たり前になっているのですが、最近改めて思います。「学習」とは何かを新たに「足す」ことばかりではない、と。

一般的な言葉の使われ方としては、「学習」は「新たな知識を獲得すること」を指すことが多いでしょう。しかし、そればかりでなく、失敗経験などを経て行動を変えたことを指して「学習したな!」と言う場合もあります。

確かに若いときには前者の学習の比率が高いかもしれません。しかし、獲得した知識の蓄積が増えるにつれて、後者の学習の比率が高くなる「べき」なのだと思います。

年を取った人には「新たな知識の獲得」が重要でない、と言いたいわけではありません。大事なのは、行動の変化をもたらす学習に意識的に取り組むことです。

人間というものは、割と保守的にできているのかなぁと思います。つまり、そこそこうまくいっていて、特別困っていなければ、行動パターンを変えたくない。

しかし、もっとうまくいきたいなら、行動パターンの変化をもたらす学習に取り組まなければなりません。知識や技能を「足す」ことよりも大事なはずです。

では、何が「行動(パターン)の変化」をもたらすのでしょう? 

あなたはどう思いますか?

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