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2009年3月13日 (金)

財務諸表をどこまでわかりたいか?

財務会計の入門レベルの研修を提供していますが、最近の悩みは「果たして受講者は本当にわかりたいのか?」という疑問です。

ポストイット(R)を用いた演習などを通して、企業活動とBS,PL,CFの財務三表のつながり、三表それぞれのつながりが「わかる」ための工夫をしており、受講者からも高い評価をいただいています。

しかし。

1日の研修だと、あまり「わかる」に時間をかけると「使う」という本来の目的のウエイトが小さくなるのも事実です。かと言って、わからないまま使うのはとても危ういのも事実。ジレンマです。

また、上のような「つながり」は本を読んだだけではわかりにくいので、研修ではそこに力を入れるべきだという考えもあります。


そこで反省するのは、「わかるレベルを教える側の基準で定めていないか?」という点です。冒頭の疑問を正確に言い換えるなら、「果たして受講者は本当にそこまでわかりたいのか?(それより、もっと使えるようになりたいのではないか?)」となるでしょう。

受講者にも職務の差、経験の差、個人差などがあるので一概には言えませんが、もう少し「わかる」より「使う」のウエイトを高めてみようと考えています。

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