リフレクションを促すしかけを設計する
今年の初めから受講している、アクションラーニングコーチ(ALコーチ)のシニアコース、先週の講座は「リフレクション」がテーマでした。
シニアコースというのは、上級資格の「シニアALコーチ」を取得するための講座で、トレーナーコースとプランナーコースに分かれています。先週のはプランナーコースの第2回。プランナーコースでは、ALセッションを含むプログラムを組織に導入するプランの立て方を学びます。※プログラムというのは、例えば1シリーズの研修コースです。
コーチ資格を認定している日本アクションラーニング協会の「アクションラーニング」は、「アクションラーニング」の中でも「リフレクション」を重視するもので、とくに問題解決(の具体策を立てる)とリフレクションによる学習に焦点を当てた1時間程度の話し合いセッション(を手法化したもの)を、コアにしています。この話し合いセッションのことを、最近ではわかりやすく「質問会議」と名づけています。
大雑把に言うと、ALコーチは「質問会議」でコーチ役を務めることができ、シニアALコーチは「質問会議」を含めたアクションラーニングのプログラムの導入までできる、という区分になります。プログラムの導入目的は組織によりさまざまです。
話が少し広がってしまいましたが、講座のテーマは、いかに「リフレクション」が起こりやすいしかけを組み込んだプログラムを設計するかです。例えば、「振り返りシートを書く」だけでもリフレクションが促されます。そういう意味では簡単。しかし、狙いとするリフレクションは、どのレベルのことなのか、を考えたうえで、適切なタイミング、適切な質問などを用意することが重要です。もう少し「リフレクション」自体について、深く知ることが必要だと感じています。
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