20世紀に栄えたもの、21世紀に栄えそうなもの
1月の全国百貨店売上高が、前年同月比△9.1%で11ヶ月連続のマイナスになったというニュースがありました。(※1)
今更ながら、「百貨店」という業態のピークは20世紀だったんだなぁと感じ入ります。
米国では新聞社が業績悪化に苦しんでいるというニュースもありました。(※2,3) 新聞も20世紀に興隆を極めたメディアとして歴史に記憶されるのでしょう。
マーケティングの世界に「製品ライフサイクル理論」がありますが、この2つのように今、大きなカテゴリー単位でライフサイクルの衰退期を迎えているものが多いのかもしれません。単なる景気後退の影響ではなく、ライフサイクル上の衰退が加速していると捉えるのです。
では、ほかにどんなものが、衰退期を迎えつつあるでしょう?
試しに仮説のリストを作ってみましょう。
(20世紀に栄えたもの) (21世紀に栄えそうなもの)
・百貨店 ・ネットショップ ?
・コンシェルジュ(サービス総合窓口)?
・日刊新聞紙 ・ネット配信ニュース ?
・ガソリンエンジン自動車 ・電気自動車 ?
・化石燃料(石炭、石油) ・太陽光、風力など自然エネルギー ?
ちょっと大胆に範囲を拡げてみましょう。
・米国&ドル通貨 ・?
・階層型組織(官僚組織) ・フラット/ネットワーク型組織 ?
・株式会社 ・?
・トップダウン型リーダーシップ ・サーバントリーダーシップ ?
・分散型リーダーシップ ?
さて、リストの続きは皆さんもどうぞ。自分のお仕事の業界にあてはめてみるのが面白いかもしれません。私の場合はこんな具合です。
・集合型社員研修 ・eラーニング、OJT ?
・コンサルティング ・問題解決&ラーニング支援 ?
※1:百貨店売上高の前年同月比の値は店舗数調整後。参照サイト:日本百貨店協会プレスリリース
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