「短時間正社員」という選択肢
先週金曜日(3/6)の日経夕刊に「短時間正社員」の記事が載っていました(※1)。
「短時間正社員」というのは、原則無期契約(定年まで雇用)で、所定労働時間が一般のフルタイム正社員(週40時間程度)より短い社員のことらしいです。給料などの処遇も、正社員と同等であること(もちろん時間には比例)もポイントです。
こういう働き方の選択肢が増えることには賛成です。注目されているワークシェアリングだけでなく、ワーク・ライフバランスの観点やダイバーシティの観点でも望ましいと言えるでしょう。
働く人にとっての選択肢が増えるということは、会社側から見ても働いてくれる人の選択肢が増えるわけですし、多様な人材(才)を集めることができます。「働くことの意義を高める」施策・制度の一つだと思います。
記事では、サイボウズ社のフルタイム正社員の女性が、大学院のMBAコースに通うために週4日勤務(うち1日は授業のために定時退社)の「短時間正社員」になった、という事例などが紹介されていました。
実は私自身、もう10年近く前ですが、大学院に通うのに土日以外に平日1日を休ませてもらう勤務形態を認めてもらっていました。休んだ1日分は残り4日に長く働いて、ある程度カバーする形です。
おかげで、2年間で修士課程を修了することができました。それでも両立は体力的にきつかったのを覚えています。
大学院にはかぎりませんが、さまざまな事情で、一時的にでも働くスタイル、時間数を変えるという選択肢が広がることを期待しています。
※1: 2009/03/06付 日経新聞(夕刊)らいふプラス欄「広がる?短時間正社員」
■参考: 記事で紹介されていた厚生労働省委託による支援サイト
「短時間正社員制度導入支援ナビ」
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