「ダイアローグ 対話する組織」
企業/組織変革、企業研修に関わる方、とくに「学習する組織」に関心のある方には一読をお勧めします。
読み終えた知人から「朝尾さんにお勧め」と譲っていただきました。企業内人材育成の研究会をされている二人の著書なので、チェックはしていたのですが、決定打に欠けるような気がして買っていませんでした。(^_^;)
お勧めするポイントは、企業内でのダイアローグあるいは対話の役割について、アカデミックな文脈の上に位置づけている点です。
ダイアローグや対話は、形がとらえにくいだけに経験知、成功例として語られることが多いのですが、もうそういう初期段階は終わるべきだと思うのです。
なぜコミュニケーションのあり方から変えなくてはならないのか、をきちんと体系立てて理解し、組織的に変革を進めていくべき時期が来ています。背景になる理論が発展してきていることが、この本を読めばわかります。
大きな組織は論理的な説明がなければ、これまでのやり方を変えることがとても難しい。内部/外部から変革を進めようとする人には、こうした理論武装が必要だと思います。
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