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2009年4月14日 (火)

ヒトを活用することの対価と「人才」

働く人のことを、会社では「人材」と呼びます。これを「材料」と同じように扱うのはおかしいと考え、「財産」に喩えた「人財」という言い方もよく目にします。

どちらが良いということではありません。どちらも、何かに喩えられるわけです。

そう言えば、「人手」という表現もあります。時代の流れとしては、製造業的な「人材」や労働集約的な「人手」から、付加価値創出型の「人財」へと変遷してきたのかもしれません。

カタカナでも「ヒューマンリソース」(human resource 人的資源)から「ヒューマンキャピタル」(human capital 人的資本)に変わってきたようです。

ヒューマンキャピタルは「キャピタル(資本)」となっていますが、私が聞いたかぎりでは、(貸借対照表に載っていない)オフバランスの資産と位置づけられているようです。

「資本」というなら、おカネの資本に配当をするように、人的資本にもリターンがあるべきでしょう。労働の対価としてではなく、企業活動の成果配分としてです。ただし、本来的には金銭でなく、人的資本を厚くするようなリターンであるべきでしょう。

つまり、企業活動を通じて働く人の能力、資質などが高める、才能を伸ばすことが、「ヒト」という資源(資本?)を活用することへの(社会への)対価の支払いに当たると考えられそうです。

だとすると「材」でも「手」でも「財」でもなく、「才」がこれからの時代の表現としてふさわしいと思います。(そもそも語呂合わせに過ぎませんが)


あなたは仕事を通じて、自身や同僚の「人才」が育っていると感じますか?

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