ネットで政治献金
オバマ大統領の選挙戦で話題になったネットを通じた個人の政治献金は、日本では難しいとされてきた。それが可能になるという。
日経新聞によれば、楽天が5月にサイトを立ち上げる。当初は楽天グループが発行するクレジットカードに限られるが、他のカード会社にも呼びかけるという。(※1)
まだ正式発表されていないようだが、主な計画、検討事項は以下の通り。(※2)
・献金の対象は政治家個人(の政治資金管理団体)
・1回の献金の最低額は千円から5千円
・手数料等は政治資金管理団体が負担する
・超党派の大規模なサイトとする
・立ち上げ時には衆院選挙の全候補者の写真・経歴を掲載
・参院議員や地方議員に広げる
・政見放送を見られる機能を追加する
楽天としては、政治献金の入口を握ることで政治的な圧力への抵抗力を獲得する思惑があるかも知れない。しかし、他社が追随すれば楽天だけがパワーを握るわけではないので、悪くないだろう。まずは実現に向けて政治的な妨害に合わないことを願う。
※1: 2009/04/25付 日経新聞 総合欄 「政治献金、カード払いで 楽天が個人向けサイト」
※2: 内容は記事より。楽天のプレスリリースサイトには現時点で未掲載。http://www.rakuten.co.jp/info/release/index.html
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