定額給付金によるプチ経済政策
わが家にも定額給付金の申請書が届きました。
日経新聞によれば、八王子市は、「定額給付金に批判的な市民」に対して、受け取った上で「みどりの保全基金」に寄付をするように呼びかけているとか。受け取らなければ、国庫に返納されるらしく、それよりは地元の活動に還流させようという意図らしいです。(※1)
同じ記事に、「受け取らない」と回答した人が約4%いる、という世論調査結果があるとあります。
受け取る/受け取らないだけでなく、どんな使い途をするか、などいろいろな意思表示のしかたがあるでしょう。
いや、そもそも税金の還付ですから、受け取るのは支持表明でもなんでもなく、ましてや受け取ったお金を何に使うかはプライバシーだ、というのが最も真っ当な考えかもしれません。
しかしまぁ、人に言うかどうかは別として、これを機に「マイプチ経済政策」を考えてみるのも悪くないのでは?
それぞれが自分にとって利益になるお金の使い方をすれば、自然と社会全体の利益が達成される、というのが経済学の古典的なロジックですが、それとは少し違うアプローチがあってもいいでしょう。
社会全体の利益なんてものはそもそも簡単に測定できません。それぞれがイメージする、少し未来の望ましい社会のためにお金を使えば、意外に変化が加速するかもしれません。一人1万2千円であっても。
さて、あなたはどう使いますか?
※1:日経新聞 2009/04/08 付 朝刊 首都圏ページ 「定額給付金拒否なら 『みどりの基金』へ 八王子市が寄付呼びかけ」
●「みどりの保全基金」への寄付を呼びかける八王子市のページ
(受け取らない人に絞って呼びかけているわけではない)
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/seikatsu/kankyohozen/1899/019388.html
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