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2009年4月15日 (水)

通勤電車で勉強をする人

仕事帰り、やや遅い時間の電車の中。座席で分厚いマニュアルのような本を読む若い男性が目に入りました。

こんな風に、通勤中に仕事に関わる勉強をしていると思しき人をよく見かけます。仕事をとりまく環境が激変する中、学習をしなければ生き残れない、私自身もそんな風に感じます。

しかし、生活は豊かになったはずなのに、どうしてこんなにがんばらなくてはならないのだろう、という疑問も湧きます。(<< 人生に疲れていたりしませんからご心配なく)

野生の動物たちでも、気候や大きな環境変化があれば慣れ親しんだ土地を離れてなくてはならないことがあるでしょう。移動先の未知の環境に早く慣れて餌を獲得しなければ生き残れません。

そう考えれば、私たちがやっていることは特別なことでないように思えます。都市生活者にとって、食糧はお金で買うしかありませんから。

ところが、私たちが面している環境の変化が自然環境の変化かというと、むしろそれ以外の方が大きいように思えます。人間自身が作り出している変化です。しかも、世界のどこかの人だけで引き起こしている変化ではなく、自分の仕事でもその一端を担っているような変化ではないかと。

どこかハムスターカゴの回し車のようではありませんか?
(でも、回していないとあっというまに身体がなまってしまうかも!)

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