エコポイントに縛られない消費者
先週金曜日の日経新聞記事 「私は『買い足し派』 愛着ある家電 長〜く使う エコポイントに縛られず」に思わず手を打ちました。(※1)
「エコポイント」対象外の地デジチューナーや小型冷凍庫、サーキュレーターを買う人がいる、という内容。
エコ型の新製品に買い換えるよりも、今ある電機製品を使い続けるほうが環境負荷が小さい場合が多々あるでしょう。「エコポイント」というのは環境負荷を低減させるための政策というよりは、エコのイメージを利用した景気刺激策という見方があります。(※2) その通りかも知れません。
しかし、少なくとも一部の消費者は政府の政策に惑わされることなく、「エコ」な生活を求めていることが記事から伝わります。もっともこの「エコ」は「エコノミー(経済的)」のエコでもあるのでしょうけれど。
企業サイドから見れば、国を挙げての販促策にすら乗ってこない消費者もお客なわけですから、さらに知恵を使ってそうしたお客に対応する必要がありそうです。
※1:日経新聞 2009/05/29付。
※2:たとえばこのコラムを参照: http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090522/195568/?P=1
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