「アイバンラーメン」
金曜日の夜、各停しか止まらない芦花公園駅で電車を降りて、アイバンラーメンに向かいました。
http://www.ivanramen.com/
ニューヨーク出身のアイバン・オーキンさんが始めたラーメン屋さん。
自家製麺、スープが売り物。
でもやっぱり、アメリカ人がやっているラーメン屋さん、というのが一番の売り物になっていると思う。
私自身、そうでなければ、わざわざ足を伸ばさない。
写真はサラダつけ麺。(正確なメニュー名はちょっと違うかも)
見た目がきれいだったので思わず写真をとる。パスタみたいだ。
基本はオーソドックスなつけ麺だが、アレンジ物なので、サラダとの組み合わせは好き嫌いがあるだろう。
(私はトッピングの白髪ねぎをつけ汁に入れ、サラダにはドレッシングがかかっているのでそのまま食べました。パスタ感覚ならOK。つけ麺だと思うと違和感が残る。)
ちなみに、ラーメン1杯800円~1000円前後。カウンターだけの店で、この立地では、高い。
それでも行列ができる。(ちなみに私は2度目だけれど、幸運なことに今回も並ばずに入れた)
マスメディアに取り上げられたせいもあるが、それだけでさびれた商店街の一角にある店に行列は続かない。
彼が本を出していて、私はそれを読んで初めて店に入った。それまで「アイバン」が人名だということも知らず、何回か通り過ぎて人が並んでいるのを目にしたことはあったけれど。
今回、サラダつけ麺を注文して改めて感じたのは、この店はラーメンを一つの「料理」として出しているということ。
一般のラーメンだって料理にはちがいないが、ラーメンは「料理」というほど特別なものではない。しかし、外国人であり、一流の料理人であるというアイバン・オーキンさんによって、ラーメンは「料理」として捉えられ、作り変えられた。
大した違いはないのかもしれないが、そのように思わせる物語性が、この店の人気の背景にあるのだろう。
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