消費税の増税
消費税の増税について、僕の意見は反対だ。
新聞、TVは消費税増税をめぐる駆け引きのニュースで賑わっていて、
もうじき決着するかもしれないので、その前に意見表明だけでも
しておこうと思う。
反対する最大の理由は、選挙のとき、そうは言わなかったでしょ、
ということ。
(この点、小沢氏の主張にもっとも共感を覚える。)
公約やマニフェストを完璧に守る、実現することができるとは
思わないけれど、首相が政治生命を賭ける、というほどの
最重要テーマで、選挙前とまったく違ってしまっているのはよくない。
現行の民主主義法制のもとでは、公約を覆すことも可能なのだけれど、
こんなに派手にやらかしてしまったら、国民の政府や政権政党に対する
信頼が大きく損なわれてしまう。(あまりにもがっかり)
僕は、現在の民主主義はまだまだ未成熟で、これから制度だけでなく、
政治家や、僕たち一般の国民・市民などの意識などを含めて発展
させていかなくてはならないものだと考えている。
しかし、こんなにも信頼を低下させるようなことがあると、次の選挙に
行く気がしなくなる。同じように感じる人が多いと、投票率がまた
低下する。
消費税率を上げると、日本は、財政、経済面では改善するのかも
しれない。(このへん、本当のところは、よくわからないけれど。)
しかし、国民の政治に対する意識を含めて、政治の質は低下する
でしょうよ。
今回、まだ増税が決着したわけではないのだけれど、今、経験
しつつある事態を、振り返って「民主主義が後退した時期」で
終わらせないで、何とか転じて、将来の民主主義の発展のために
活かせないものか?
何を教訓にしたら、これからもっとましな社会をつくっていくことに
活かせるんだろうか?
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント