k コミュニケーション

2009年4月 9日 (木)

話しているうちに考えが生まれてくる

先日、仕事でないファシリテーション関係の会合で、話し合いの振り返りで出たやりとり。

はっきりした意見があるわけではないのだけれど、何かしら話しているうちに、だんだん考えが生まれてくるんだよね

あー、あるある

でも、それって女性的じゃないですか?

そうなのかな、じゃ僕は女性的なの?

聞いていた僕も「あるある」と思ったのですが、女性的だとは思わなかった!
否定したいわけではないのですが、それ、女性に多いのですか?

逆に言えば、男性は話し始めるときにはすでに考えがまとまっていることが多いのでしょうか?

実は私は後者の(男性的な?)話し方は苦手です。もちろん仕事上では整理してから話すように心がけていますが。(この人は考えをまとめないまま話している、と思われているかもしれません!)

男女で傾向があると思いますか?

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2008年10月11日 (土)

「論理的に『話す』技術」

仕事の場でわかりやすく話ができるようになりたい人に、ぜひお勧め。

実は、著者である大嶋友秀さんから「ベストセラーになってはいないが、いい本ですよ」とお勧めいただいた本なのだが、知人の著書だからと言ってお勧めしているわけではない。

「わかりやすく話す」ということについて、きわめて具体的に、実用に即した形で解説されている。とくに価値が高いのは、論理的であること」と「わかりやすい話」のギャップを埋めている点。PREP法という論理的な構成法を基本にしながら、むしろ「わかりやすい話」に焦点を合わせている。

ビジネスの場での「わかりやすい話」はふつう「論理的な話」と言い換えられる。しかし、これが曲者で、ロジカルシンキングのMECEやピラミッドプリンシプルを適用したからといって「わかりやすい話」になるわけではない。そういう疑問や不満を感じたことがないですか?

現実のビジネスの場、とくに「話し言葉」の場合には、厳密な論理性よりも、的確さや単純さ、納得感の方が重要ではないか? 私たちは、頭にすぅーっと入ってきて、記憶に残りやすい話のことを「わかりやすい話」と呼んでいるように思う。

「わかりやすい話」にするためには、文を短くする、要点を絞る、要点を繰り返す、数字を使う、比喩などを用いて想像力に訴える、など、論理的であること以外の要素が必要である。

こうした細かいコツや視点、つまり「論理的」な構成を基本としつつ「わかりやすい話」にするための技術が、事例を挙げて解説されている。

私もこの本から学んで、もっとわかりやすく話せるようになるつもり。同じような思いを持つ方にお勧めします。

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2008年8月 5日 (火)

ワールドカフェを初体験

「ワールドカフェ」という大人数でのコミュニケーション手法を初体験した。

昨日行われた「ダイアログBar」というイベントに参加。これは6月の研修トライアルコースに参加してくださった方のお誘い。
http://positivelearning.seesaa.net/article/104202178.html

イベントはゲストスピーカーの方のお話しもあって、それはそれで良かったのだが、こちらの目的は「ワールドカフェ」。

4人単位で1つのテーブルに付く。テーブルの数は8つぐらいあったか?

テーブルには模造紙が敷いてあり、ほかにカラフルなマーカーと、話す人が持つための「石」が1つ。(2人以上同時に話さない、ずっと石を持ち続けない)

お題は全体に共通のものが提示され、昨夜は「国や、組織、集団など同一のものに属していることにどんな意味があるか?」というもの(正確ではない、こんな感じだったと思う)。

結論を出したり、合意形成するというよりは、テーブルの他のメンバーの考えを聞いて思考、発想を広げる、感じる、ということに重きを置くものらしい。

30分弱話したあとは、1人を残して他の3人は他のテーブルへ散る。新たなテーブルでは残っていた1人から、前の「ラウンド」で話し合われた内容について聞いたあとで、自分たちが話し合ったことを交えて、再び自由に話し合う。

あっという間に30分弱の時間が経ち、もう1ラウンド同じパターンを繰り返す。これで1人につき、9人と話したことになる。

まぁ、これだけと言えばそれまでなのだが、カフェのような自由な雰囲気で話せること、バラバラに話しながらつながりがもてること、テーブル単位なので全員がそこそこ話せること、がメリットか?

対話の手法としてはとてもよいと思う。もう少し具体的な活用方法も勉強してみたい。

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2008年7月29日 (火)

「空気を読む」体験するシミュレーション

1週間ほど前、ある縁で SOL JAPAN (SOL:  Society of Organizational Learning)の会合に参加させてもらった。同業の人と共同開発したチームビルディングのシミュレーションプログラムを紹介させてもらう機会をいただいたのだ。ちなみに、半分以上英語の会合だったので、かなり苦労した・・・というか聞き取れないことも多かった。(^_^;)

そこに参加していたイギリス出身の人が、「空気を読む」体験をするシミュレーションを作ろうとしているというので、相談を受けた。「空気を読む」専門家ではないが、シミュレーションを設計するコツなら役に立てるかも知れないので引き受けた。

確かに言われてみれば、研修などでの話し合いの場でも「空気」は読まれていて、コミュニケーションの重要な要素になっているはずだが、私たちはあまり意識していない。
何が「空気」で、それ以外の言語的コミュニケーションとどのように組み合わせているのか、深く考えたことがない。相談に乗るという立場ながら、逆に学ぶことが多く見つかりそうだ。

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2007年6月 6日 (水)

フラットな関係における「聞き方」

近ごろは「聞き方」と言えば「傾聴」と来るのが当たり前のようだが、ビジネスにおける「聞き方」はもう一つある。「上司から指示を受けるときの聞き方」だ。

もう当たり前になってしまっている人がほとんどだろうが、会社に入ったら最初に誰もがこれを教わる。こちらは「指示内容」に焦点を当てる聞き方。

他方、「傾聴」はご存知の通り「相手を理解すること」に焦点を当てる。研修では、上司(マネジャー、リーダー)が学ぶことが多く、「相手」に部下を想定している。セールス職が「相手」に顧客を想定して学ぶことも多い。

つまり上司-部下の関係で言うと、どちらの「聞き方」をするかは立場で決まるのだ。部下は「指示を受けるときの聞き方」をし、上司は「傾聴」をする。わかりやすい。


ところで、フラットな組織やチームで仕事をする場合はどうか?
立場が明確でなくなるせいで、基本を忘れがちではないだろうか?

フラットな関係においても「傾聴」が大切なのは、強調するまでもないだろう。
しかし、合意事項や「誰が、何を、いつまでに行うのか」といった点の確認を、つい省略してしまうことが多くないだろうか? 

「指示を受けるとき」のように、最後に互いに要点を確認するクセをつけたい。


◆「指示の受け方」について詳しく書かれているのはここ。
B検ナビ(ビジネス能力検定の関連サイト) 第3回 指示の受け方について

株式会社GLOVA コミュニケーション講座 Lesson 2 指示には受け方がある

 

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