年末の土曜日、「ドラムサークル」なるものを体験しました。
# 勝手に短縮するな!(笑)
職場やワークショップなどに取り入れるといい効果があると思う。
●いったい何それ?
輪になって、ドラムなどの打楽器を叩く。
ただそれだけ。NO RULE!
指揮者はいないが、ファシリテーターがいる。
ファシリテーターは多少あおったり、抑えたりするが、
指揮や言葉での指示は一切しない。(※)
※僕が体験したときのファシリテーターは「指揮」気味
だったが、本来はもっと控えめだと言う。
●どこがいいの?
言葉がいらない、技術もいらない
大した道具もいらない(手や机を叩いてもよい)
役割もない、ルールもない、
とくに目的もない
というわけで「誰でも参加できる!」
それでいて
ゆるい一体感を感じられる
向かいの人たちの表情が見える(笑いあえるかも)
意外に楽しい(無心になれるかも)
自由にやれる、創造性を発揮できる
ときに調和(ハーモニー)を感じることもできる
ときにわざとリズムを乱すこともできる
●なぜ?
単純なリズムが人間の原始的な記憶に響くのかどうか
別としても、言葉なし、技術なし、役割なしなので、
誰もが、フラットなステージに「素」の状態で一緒に
なって、一つのことに取り組める。成果も問われない。
確かにゆるいが、それだけに、より動物的/本能的な
部分での「つながり」を感じることができる。
ちょっとした共通体験、時間の共有か、少しだけそれ
以上のつながり。
「飲み会」にもそういう側面があるが、もっと原始的
で「裸」に近い部分だろう。
●どんなときに?
対立を克服するだけの力はないかもしれないが、
ただ空いている隙間を埋めたり、無意識に作って
しまっていた薄い膜のような壁を取り除いたりする力は
あるように感じる。
本場米国では、多言語・異文化の人たちが働く職場に
専用の部屋まで用意して導入されていると聞く。
そうでなくても、
・仕事に追われて雑談が減り隙間風が吹く職場に
・知らない人が増えてなんとなくよそよそしい職場に
・ちょっと緊張気味の研修やワークショップの始まりに
向いているだろう。
そのほかには、どんなときに向いているだろう?
(2人からできるので、家族内やカップルでやって
みますか?)
●ドラムサークルについての情報
僕が参加したのは、日本ファシリテーション協会(FAJ)
の東京支部定例会(08年12月)。
その案内によると下記団体がある。
・ドラムサークルファシリテーター協会
http://www.y-m-t.co.jp/dcfa/
・DRUMAGIK
http://www.drumcircle.jp/
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